■マジ価値サマリー(このお知らせでお伝えしたいこと)
・freeeは、視覚障害者がPC操作をする際の補助として必要な「スクリーンリーダー」の利用を考慮したWeb開発に必要な手順がわかる解説動画集(全22本)を公開しました
・freeeが社内向けにアクセシビリティを意識した開発を推進する為に制作した動画ですが、社会全体でスクリーンリーダーに対応するためのアクセシビリティ開発が拡がっていくことを目的に公開しています
freee株式会社(以下freee)は、視覚障害者がPC操作をする際の補助として必要な「スクリーンリーダー(音声読み上げ)」を、Web開発で活用するために必要な手順や具体的な方法がわかる解説動画集(全22本)を公開したことをお知らせします。本解説動画は、無料で使えるオープンソースのWindows用 スクリーンリーダー「NVDA(NonVisual Desktop Access 以下:NVDA)」を使って、Webコンテンツのアクセシビリティをチェックする具体的な方法をわかりやすく解説しています。
本解説動画はfreeeが社内向けにアクセシビリティを意識した開発を推進する為に制作した動画ですが、社会全体でスクリーンリーダーに対応するためのアクセシビリティ開発が拡がることを目的に公開しています。
アクセシビリティを意識した開発を検討している企業・団体・その他個人の皆さまも是非お役立てください。
本動画は、NVDA日本語チームより「NVDA日本語版」の開発の委託を受けている株式会社シュアルタ 代表取締役 西本卓也様にご協力いただき制作しました。
動画URL: https://www.youtube.com/playlist?list=PLmkNfH1cqh_H1HjnnDNmqSXmS7E_XttHg
動画中で参照している解説サイトURL:https://freee.github.io/a11y-training/
■アクセシビリティとは
年齢、性別、利用環境、障害の有無、その他様々な社会的属性などの違いに関係なく、所要時間、身体的負荷、精神的ストレスなどに差 が無い状態で利用できることを「アクセシビリティが高い状態」と表現します。
■freeeのアクセシビリティ関連資料について
freeeではfreeeアクセシビリティ・ガイドラインを策定して、誰でも使えるアクセシブルな製品開発ができるよう取り組んでいます。これまでも、開発者(エンジニア、プロダクトマネージャー、デザイナー)向けに実習を含むアクセシビリティ研修を行ってきました。
そして2021年10月には対象を全新入社員向けに拡大してアクセシビリティ研修を行うようになり、研修で使用する資料を公開しました。
その他にも、サービスがアクセシビリティ・ガイドラインを満たしているかどうかをチェックするための「アクセシビリティチェックリスト」を公開するなど、freee以外の皆様の取り組みにも役立てるよう積極的に資料公開をしています。
freeeのアクセシビリティ研修資料
https://docs.google.com/presentation/d/1HvkDi5B5xaApz_5wxx8jw7yC8bY-9-kioHbK7J0i2d0/edit#slide=id.gdcc960536f_0_122
freeeアクセシビリティ・ガイドライン
https://a11y-guidelines.freee.co.jp/
アクセシビリティチェックリスト
https://a11y-guidelines.freee.co.jp/checks/checksheet.html
■NVDAとは
NonVisual Desktop Access (NVDA) は無料(オープンソース GPLv2)のWindows 用スクリーンリーダー(音声読み上げソフト)です。オーストラリアの非営利法人 NV Access を中心とするコミュニティが開発を行っています。
(NVDA日本語版ページより:https://www.nvda.jp/)
■非営利団体NVDA日本語チーム代表 辻勝利様より
NVDAはオーストラリアの非営利法人 NV Accessが中心に開発しています。日本語対応を担当する「NVDA日本語チーム」代表辻様より本動画公開にあたってコメントをいただいています。
「NVDAはオープンソースのWindows用スクリーン・リーダーで、世界中で多くの方々が仕事や生活の中で利用しています。
スクリーン・リーダーのユーザーはもちろん、自身のコンテンツのアクセシビリティチェックをする方々にも、最新の技術に対応したスクリーン・リーダーとして活用されています。
これまで、ユーザー向けに操作方法を解説するコンテンツはいくつも公開されてきましたが、まずはキーボードのみでWindowsを操作するという大きなハードルがあり、アクセシビリティチェックをする方にとってはそれがNVDAの使い方を学習する上での大きな課題となっておりました。
今回公開されたコンテンツはキーボード操作だけにとらわれることなく、画面を見ながらマウス操作でNVDAをチェックツールとして活用する方法が紹介されていますので、これからNVDAを使って画面を見ながらアクセシビリティチェックをしていく方々に役立てていただけることが期待されます。
NVDAで自社コンテンツのアクセシビリティをチェックして改善するということは、世界中のスクリーン・リーダーユーザーにむけてアクセシブルなコンテンツを発信することに繋がります。
多くの皆様にこのコンテンツを活用していただき、アクセシブルな社会をいっしょに作っていただけることを期待しています。」
<本件に関するお問い合わせ先>
freee 株式会社 広報 (PR) 土島あずさ
E-mail: pr@freee.co.jp