プレスリリース2018-02-13

freee がサイボウズと提携、「kintone」とプロダクト連携。スモールビジネスのバックオフィス業務をシームレスにクラウド完結へ

freee は、サイボウズ(本社:東京都千代田中央区、代表取締役社長:青野 慶久)とスモールビジネスのバックオフィス業務効率化に向け提携したことをお知らせします。第一弾施策として、サイボウズが提供するビジネスアプリ作成プラットフォーム「kintone」と「クラウド会計ソフト freee」とのプラグイン(注1連携による請求・仕入業務の簡略化を実現しました。今後は会計に留まらず「人事労務 freee」を含むバックオフィス全般における両社のサービス連携にご賛同いただけるSIerとのパートナーシップ強化に取り組んでまいります。

 

logo

 

業務データを人手を介さずシームレスに連携させることは業務効率化の上で重要な課題
「kintone」は、開発の知識がなくても自社業務に合わせたシステム(アプリ)を簡単に作成できるクラウドサービスです。データ、プロセス(業務フロー・進捗)そしてチームのコミュニケーションを一体で管理でき、顧客・案件管理や日報など直接部門、間接部門双方の業務効率化を実現してきました。
一方、両社が連携していなかったことにより、例えば「kintone」で作成した売上データはパソコンに一度ダウンロードした上で、それを「クラウド会計ソフト freee」にアップロードしてから会計処理を行うなど、データ連携には手作業が欠かせない状況でした。

freeeの調査(注2によれば、「複数システム/ツールの利用による非効率性」や「紙の管理の煩雑さ」に課題を持つ企業は約7割にも上っており、社内のあらゆる業務データを人手を介さずシームレスに連携させることは業務効率化の上で重要な課題と言えます。

 

■ 両社のデータ連携コストと部署間のコミュニケーションコストを大幅に削減
そこで両社は「クラウド会計ソフト freee」や「人事労務 freee」を中心に「kintone」に搭載されていない経理・人事労務の基幹機能をクラウド上でシームレスに連携すべく提携を開始することにいたしました。
その第一弾施策として、株式会社アイティーフィットが開発する「freee連携kintone プラグイン」が挙げられます。具体的には、「kintone」で作成した営業管理・見積作業・受注から納品、そして仕入に関する一連のデータが「クラウド会計ソフト freee」上にある自動仕訳や請求書発行・入金消込そして支払処理(銀行振込)などの各経理機能に自動連携されることになるため、システム間のデータ連携に費やす時間はそもそも発生せず、かつ各部門間のコミュニケーションコストの削減につながることになりました。

両社は今回のプラグイン連携に続き、①士業や医療などより高い専門性が求められる業種での連携や、②「kintone - freee 連携」に加え、業務特化型のクラウドサービスとの連携も進めることで、あらゆるバックオフィスのあらゆる業務を効率化すべく、ご賛同いただけるSIer(注3とのパートナーシップを強化してまいります。

これにより、大企業に比べITシステムの導入コストに余裕がないスモールビジネスでもバックオフィス全般の業務効率化を低価格かつ簡易に実現(注4できるよう尽力してまいります。

 

注1:アプリの機能拡張や他のクラウドサービスとの連携を実現するプログラム
注2:50~500名未満の企業を対象に2017年2月実施
注3:freee連携kintoneプラグインをはじめ様々なクラウドサービスの連携の推進にご関心のあるSIerを中心に、今後開催予定のクラウドインテグレーションに関する説明会等各種ご案内をご希望される方はこちらをご確認ください
注4:freee連携kintoneプラグインはじめ、freee の取り扱い外部商品一覧はこちらをご確認ください

 

 

■ 今回の協業に対するコメント(50音順)
株式会社アイティーフィット 代表取締役 小沢 広文 様(ITコーディネータ、経営士)
「kintoneで作る基幹業務システム」をクラウド会計freeeに連携することでクラウドサービス間での二重入力操作が不要となり、転記ミス撲滅や業務効率化につながります。さらにGaroonの申請承認ワークフローとの組合せでITを利用した内部統制の構築も可能になり、スモールビジネスからエンタープライズまで、両社のクラウドサービス導入が一気に加速すると確信します。


サイボウズ株式会社 執行役員 ビジネスマーケティング本部長 林田 保 様
サイボウズ株式会社はfreeeとkintoneの連携および協業体制の構築を心より歓迎いたします。本連携により基幹業務と周辺の業務がシームレスにつながり、一層お使いいただきやすくなりました。
またバックオフィス業務効率化を低価格かつ容易に実現できることは、スモールビジネスにおいて大きなメリットです。今後ともさらなるパートナーシップ構築に勤しみ、お客様に最適なソリューションをご提供いたします。


つづく株式会社(バックオフィスコンサルティング) 代表取締役社長 井領 明広 様
経営におけるヒト・カネを管理できるfreeeと、モノをはじめとした情報を柔軟に管理できるkintoneが連携することで、いままで大企業しか実現できなかったバックオフィス全体の抜本的改革を実現することができるようになりました。当社でも農業・食品製造加工業のクライアントにkintone×freeeを実際に導入中ですが、中小企業の生産性が飛躍的に向上していると実感しており、今後の更なる発展に期待をしております。


TOMA
システムコンサルタンツ株式会社 専務取締役 持木 健太 様(中小企業診断士)
kintoneでは業種・業態に合わせた受注管理や生産管理システムなどを自由に構築できます。kintoneで管理している売上・購買情報をfreeeと連携することで、転記等のムダを排除するだけでなく、入金消込の自動化や支払管理の統制を図ることができます。両システムの連携がバックオフィスの大幅改善に役立つことは間違いありません。


富士ゼロックス株式会社
執行役員 インダストリービジネスソリューション・サービス事業本部長 米山 俊治 様
富士ゼロックス株式会社は、この度のfreee株式会社様によるサイボウズ株式会社様との協業体制構築、ならびにkintoneとのプロダクト連携をを心より歓迎いたします。
freee株式会社様とは、企業の働き方改革を支援する当社のコンセプト「Smart Work Gateway(スマートワークゲートウェイ)」に基づき、2017年4月からCloud Service Hub for freeeによるプロダクト連携を実現しております。また、既に提供しているkintoneとの連携サービスも継続して強化し、中小・中堅企業のバックオフィス効率化を実現するソリューションをお客様にワンストップでお届けすべく、一層注力してまいります。

 

■ freee 株式会社について
「スモールビジネスに携わるすべての人が創造的な活動にフォーカスできるよう」をミッションに掲げ、人工知能(AI)技術を使った最先端の機能開発や金融機関との連携により、バックオフィス業務効率化のソリューションを提供しています。

<会社概要>
会社名  freee 株式会社(登記名:フリー株式会社)
代表者  代表取締役 佐々木大輔
設立   2012 年 7 月 9 日
資本金  96億603万円(資本準備金等含む)
所在地  東京都品川区西五反田2-8-1 ファーストビル9F

<提供サービス>
「クラウド会計ソフト freee」   https://www.freee.co.jp
「人事労務 freee」 https://www.freee.co.jp/hr
「マイナンバー管理 freee」    https://www.freee.co.jp/my-number
「会社設立 freee」        https://www.freee.co.jp/launch/
「開業 freee」          https://www.freee.co.jp/kaigyou
「freee カード」         https://www.freee.co.jp/card
「経営ハッカー」          https://keiei.freee.co.jp/
「パラキャリ」 https://parallelcareer.freee.co.jp/