freee は、サイボウズ(本社:東京都千代田中央区、代表取締役社長:青野 慶久)とスモールビジネスのバックオフィス業務効率化に向け提携したことをお知らせします。第一弾施策として、サイボウズが提供するビジネスアプリ作成プラットフォーム「kintone」と「クラウド会計ソフト freee」とのプラグイン(注1連携による請求・仕入業務の簡略化を実現しました。今後は会計に留まらず「人事労務 freee」を含むバックオフィス全般における両社のサービス連携にご賛同いただけるSIerとのパートナーシップ強化に取り組んでまいります。
■ 業務データを人手を介さずシームレスに連携させることは業務効率化の上で重要な課題
「kintone」は、開発の知識がなくても自社業務に合わせたシステム(アプリ)を簡単に作成できるクラウドサービスです。データ、プロセス(業務フロー・進捗)そしてチームのコミュニケーションを一体で管理でき、顧客・案件管理や日報など直接部門、間接部門双方の業務効率化を実現してきました。
一方、両社が連携していなかったことにより、例えば「kintone」で作成した売上データはパソコンに一度ダウンロードした上で、それを「クラウド会計ソフト freee」にアップロードして から会計処理を行うなど、データ連携には手作業が欠かせない状況でした。
freeeの調査(注2によれば、「複数システム/ツールの利用による非効率性」や「紙の管理の煩雑さ」に課題を持つ企業は約7割にも上っており、社内のあらゆる業務データを人手を介さずシームレスに連携させることは業務効率化の上で重要な課題と言えます。
■ 両社のデータ連携コストと部署間のコミュニケーションコストを大幅に削減
そこで両社は「クラウド会計ソフト freee」や「人事労務 freee」を中心に「kintone」に搭載されていない経理・人事労務の基幹機能をクラウド上でシームレスに連携すべく提携を開始することにいたしました。
その第一弾施策として、株式会社アイティーフィットが開発する「freee連携kintone プラグイン」が挙げられます。具体的には、「kintone」で作成した営業管理・見積作業・受注から納品、そして仕入に関する一連のデータが「クラウド会計ソフト freee」上にある自動仕訳や請求書発行・入金消込そして支払処理(銀行振込)などの各経理機能に自動連携されることになるため、システム間のデータ連携に費やす時間はそもそも発生せず、かつ各部門間のコミュニケーションコストの削減につながることになりました。
両社は今回のプラグイン連携に続き、①士業や医療などより高い専門性が求められる業種での連携や、②「kintone - freee 連携」に加え、業務特化型のクラウドサービスとの連携も進めることで、あらゆるバックオフィスのあらゆる業務を効率化すべく、ご賛同いただけるSIer