その他2025-07-18

freee、子連れ出勤に関する調査データを公開 子連れ出勤が「小学生の夏休み問題」の解決策の一つになることが判明

フリー株式会社(本社:東京都品川区、CEO:佐々木大輔、以下「freee」)は、小学生の子どもを持つ全国の共働き世帯の既婚者958名を対象に実施した子連れ出勤に関する調査データを公開しました。

「小学生の夏休み問題」が、昨今共働き世帯の課題として挙げられていますが、小学生の子どもを持つ共働き世帯の既婚者を対象にインターネット調査を行ったところ、67.3%が「お盆の時期を含む夏休み期間で子どもを預ける場所がなくて困ったことがある」と回答し、86.4%が「子連れ出勤すると、職場に迷惑がかかってしまうかもしれないという不安がある」と回答しました。一方で、85.2%が「職場に迷惑がかからない状況であれば、子連れ出勤を利用したい」という回答結果により、子連れ出勤が「小学生の夏休み問題」の解決策の一つになることがわかりました。
freeeでは、昨年に初めて実施し好評を得た子連れ出勤施策「つばめっ子スペース」を今年も引き続き開催し、今後も子どもを持つ共働き世帯にも働きやすい環境整備を推進してまいります。

<調査概要>
調査期間:2025年7月3日~2025年7月7日
調査方法:Webアンケート方式
調査対象:小学生の子どもを持つ全国の共働き世帯の既婚者(25歳~45歳)
回答者数:958名

■お盆の時期を含む夏休み期間中、子どもの預け先が見つからず困った経験はある方は67.3%

お盆の時期を含む夏休み期間中、子どもの預け先が見つからず困った経験の有無を問うアンケート結果を示す円グラフ。回答者の67.3%が「はい」、32.6%が「いいえ」、0.1%が「その他」と回答。総回答者数は958名。

お盆の時期を含む夏休み期間中、子どもの預け先が見つからず困った経験があると回答した人は半数以上である67.3%であることがわかりました。

■「子どもの預け先が見つからず困った経験がある」と回答した方のうち、半数以上の方が仕事に影響していることが判明

夏休み期間中に子どもの預け先が見つからなかった場合にどのような状況になったかを尋ねたアンケートの複数回答棒グラフ。「仕事を休んだ」が364票、「時間単位の有給休暇などを取得した」が330票、「在宅勤務(リモートワーク)で対応した」が179票、「子どもを1人で留守番させた」が125票、「その他」が9票、「答えたくない」が8票。対象者は、前問で「預け先が見つからず困った経験がある」と回答した645名。

上述の質問で「子どもの預け先が見つからず困った経験がある」と回答した645名に、預け先が見つからなかったことでどのような状況になったのかを質問したところ、「仕事を休んだ」と回答した方が364名、「時間単位の有給休暇などを取得した」と回答した方が330名と、半数以上の方がご自身の仕事に影響していることがわかりました。

■小学生の子どもを職場に連れてくる「子連れ出勤」については利用に前向きな回答が約7割

小学生の子どもを職場に連れてくる「子連れ出勤」についてどのように感じるかを問うアンケート結果を示す円グラフ。「利用を検討したい」が35.4%、「利用してみたい」が33.0%、「あまり利用したくない」が15.8%、「全く利用したくない」が9.8%、「どちらでもない」が6.1%。利用に前向きな回答(利用を検討したい、利用してみたい)の合計は68.4%を示している。総回答者数は958名。

小学生の子どもを職場に連れてくる「子連れ出勤」については、「利用してみたい」が33.0%、「利用を検討したい」が35.4%と半数以上の68.4%が前向きな回答をしていることがわかりました。

■一方で、大多数の86.4%が子連れ出勤について職場に迷惑がかかるのではないかと不安を感じていると回答

子連れ出勤について、職場に迷惑がかかるのではないかという不安を感じるかを問うアンケート結果を示す円グラフ。「やや感じる」が47.2%、「強く感じる」が39.2%、「あまり感じない」が7.2%、「どちらでもない」が4.1%、「全く感じない」が2.3%。不安を感じる回答(やや感じる、強く感じる)の合計は86.4%を示している。総回答者数は958名。

子連れ出勤について、職場に迷惑がかかるのではないかという不安を感じるかどうかの質問をしたところ、「強く感じる」が39.2%、「やや感じる」が47.2%と大多数である86.4%が職場に迷惑がかかるのではないかという不安を感じていることがわかりました。

■職場の環境やサポート体制次第で子連れ出勤を利用したいと思っている方が85.2%

もし職場に迷惑がかからないような環境やサポート体制が整っていれば、子連れ出勤を利用したいと思うか」を問うアンケート結果を示す円グラフ。「ややそう思う」が47.8%、「強くそう思う」が37.4%、「あまりそう思わない」が9.1%、「全くそう思わない」が4.1%、「どちらでもない」が1.6%。利用したいと考える回答(ややそう思う、強くそう思う)の合計は85.2%を示している。対象者は、前問で「子連れ出勤について職場に迷惑がかかるのではないかと強く感じる」「やや感じる」と回答した828名。

上述の質問で職場に迷惑がかかるのではないかという不安を「強く感じる」または「やや感じる」と回答した823名に「もし職場に迷惑がかからないような環境やサポート体制が整っていれば、子連れ出勤を利用したいと思いますか?」と質問したところ、「強くそう思う」が37.4%、「ややそう思う」が47.8%と85.2%の方が職場環境やサポート体制次第で子連れ出勤を利用したいと思っていることがわかりました。

■夏休み期間中、特にお盆時期の子どもの預け先のニーズについては、子連れ出勤に対しての環境整備やサポート体制の充実さを求める回答が多数

夏休み期間中、特にお盆時期の子どもの預け先について、どのようなニーズがあるかを問う複数回答の棒グラフ。「子連れ出勤時に子どもが安全に過ごせる環境整備(例:子連れ出勤者専用スペース、安全対策など)」が398票、「子連れ出勤を許可する制度やルールの明確化」が371票、「職場での子どもの過ごし方に関するプログラムやアクティビティの提供」が327票、「子連れ出勤時における同僚や上司の理解・協力体制の強化」が312票、「子連れ出勤以外の柔軟な働き方(例:フルリモートワーク、時差出勤など)の選択肢拡充」が263票、「夏休み期間中も利用できる学童保育や放課後児童クラブの充実」が230票、「料金が比較的安価な預け先サービス」が198票、「わからない」が117票、「その他」が5票。総回答者数は958名。

夏休み期間中、特にお盆時期の子どもの預け先のニーズについて、「子連れ出勤時に子どもが安全に過ごせる環境整備(例:子連れ出勤者専用スペース、安全対策など)」や「子連れ出勤を許可する制度やルールの明確化」などの子連れ出勤に対しての環境整備やサポート体制の充実さを求める声が上位となり、意外にも「夏休み期間中も利用できる学童保育や放課後児童クラブの充実」や「料金が比較的安価な預け先サービス」といった回答よりも多いことがわかりました。

■小学生の子どもが夏休み期間中に遊んでいる場所については、「祖父母宅」が416名、次いで「学童保育」が371名、「自宅(保護者が在宅勤務中)」が351名と回答

小学生の子どもが夏休み期間中に遊んでいる場所についての複数回答棒グラフ。「祖父母宅」が416票、「学童保育」が371票、「自宅(保護者が在宅勤務中)」が351票、「自宅(子ども一人で留守番)」が267票、「習い事のサマースクールなど」が248票、「近所の公園や児童館」が156票、「わからない」が43票、「その他」が13票。総回答者数は958名。

小学生の子どもが夏休み期間中に遊んでいる場所については、「祖父母宅」が416名、次いで「学童保育」が371名、「自宅(保護者が在宅勤務中)」が351名と「近所の公園や児童館」と回答した156名に比べて2倍以上の回答が集まり、特定の預け先に頼っている状況がわかりました。

■近年の猛暑において、夏休み期間中に外で遊ばせることについて心配だと回答した方は大多数の83.9%

近年の猛暑において、夏休み期間中に外で遊ばせることに心配があるかを問うアンケート結果を示す円グラフ。「ある

近年の猛暑において、夏休み期間中に外で遊ばせることについて心配があると回答した方は83.9%となり、小学生の子どもが夏休み期間中に遊んでいる場所として屋外の「近所の公園や児童館」と回答した人が少なくなったことへの影響が伺えます。

■freeeでは昨年に続き、従業員向けに子連れ出勤施策「つばめっ子スペース」を実施

2024年に初めて実施したつばめっ子スペースの写真

2024年に初めて実施したつばめっ子スペースの様子

<つばめっ子スペースは従業員と子どもが一緒に出社する施策>
「つばめっ子スペース」は、従業員と子どもが一緒に出社するための施策であり、誰かに子どもを預けられるのではなく、従業員が子どもと出社して執務スペースではなくオープンスペースを使って子どものそばで業務に取り組むことができる施策です。子どもの管理監督責任は親である従業員としており、ミーティングや打ち合わせに参加する際は、オープンスペースに駐在している有志の従業員が見守り役を行います。また、freeeの部活制度であるボードゲーム部の備品等を活用し、子どもが飽きたときに遊べる工夫もしています。

<実施のきっかけは「従業員の声」>
小学生の子どもを持つ共働き世帯では、「夏休みが始まると毎日のスケジュール調整に悩む」という声を社内で聞いたことが実施のきかっけになっています。特に学童保育が利用できない場合や子どもを自宅に残したまま仕事に行かなければならない状況は、リモートワークで仕事をする場合でも集中しづらくなるという声や、オフラインで参加したいミーティングでも子どもを置いていくことができず、オンラインで参加することに後ろめたさを感じるという声がありました。
freeeでは、「社会の進化を担う責任感」という価値基準があります。この価値基準は、社会全体を前に推し進めるべく、社会に信頼される存在であると同時に本質的であればあえてリスクを取って挑戦していくことを指しており、freeeで働く従業員共通のマインドセットです。
現代の子育て環境の状況を鑑みると、会社側が環境を整えることで子育て世代の働きやすさが高まるのではないか、先行事例がなくとも「社会の進化を担う責任感」に通ずるという思いから、セキュリティや法律周りを中心に社内の専門家チームと協力のうえ、本年も実施予定です。

<昨年つばめっ子スペースに参加した社員の声>
・このような機会がないと会社に子どもがいくことはないと思うが、親の働いている状況を見られる機会が貴重であり、子どもにとってもいい経験になった
・子どもから純粋に「来てよかった、また来たい」と言ってくれたので連れてきた親としてはこれ以上ない褒め言葉だなと思った
・つばめっ子スペースを通じて、社員たちの子どものつながりができて、一緒に遊んでいたことがよかった。このつばめっ子スペースで仲良くなり、後日プライベートで子どもも含めた家族間での交流などもした
・親だけが見守ることは大変なことがあると思うが、freeeでは見守り隊がいたことが非常に助かった。子どものいない社員も積極的にコミュニケーションをとってくれたりと会社からのサポート体制がよかった



<報道関係者からのお問い合わせ先>
フリー株式会社 広報 (PR) 大橋 潤
E-mail: pr@freee.co.jp
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