サービス情報2026-06-08

「freee-mcp」、新たにSaaSアカウントやデバイスを統制する「freee IT管理」に対応

~ SaaSアカウント管理やシャドーAI監査をチャットで完結、 慢性的な情シスのリソース不足を解消 ~

フリー株式会社(本社:東京都品川区、CEO:佐々木大輔、以下「freee」)は、AIエージェントからfreeeの各種APIを直接操作できるMCPサーバー「freee-mcp」が、OSS版・リモート版を含めて、新たにSaaSアカウントやデバイスを統制する「freee IT管理」に対応したことをお知らせします。今回のアップデートにより、情報システム(以下「情シス」)担当者は複数の管理画面を往復することなく、AIへのチャットによるテキスト指示のみで、従業員の入退社や異動に伴うアカウント手配、全社のシャドーIT・シャドーAIの検知、IT資産の棚卸しをシームレスに実行することが可能です。

「freee-mcp」、新たにfreee IT管理に対応。利用イメージの画面。AIに対して「今月退職予定の従業員に発行されているSaaSアカウントはなにがありますか?」と質問し、AIが「退職予定者3名、発行中のSaaSアカウント合計14件」などの集計データと、具体的な従業員のSlackやGoogle Workspace等の最終利用日一覧を回答しているチャット画面のUI。

■SaaS・生成AIの乱立による情シス業務とコストの肥大化
近年、企業におけるSaaSプロダクトや生成AIの業務利用が急増する一方で、情シス部門の業務負荷はかつてないほど増大しています。freeeの調査によると(※1)、企業における情シス担当者のうち「1人以下体制」が4割以上を占めており、慢性的なリソース不足が浮き彫りとなっています。
専任の情シス担当者が不足している企業では、ツールごとに異なる管理画面での手動操作や、スプレッドシートを用いた手作業の管理が常態化しています。その結果、「退職者・異動者のアカウント削除漏れによるセキュリティリスク」や、「利用されていない余剰ライセンスの発生によるコストの増加」が深刻な課題となっていました。
さらに直近では、生成AIツールの急速な普及に伴う「AI費用の増大」も新たな課題です。従来の定額制SaaSプロダクトとは異なり、生成AIは利用量に応じた従量課金やアカウントごとの変動型ライセンスが多く、利用状況をリアルタイムに把握して無駄なコストを即座に削減する、緻密な運用管理が急務となっています。
freeeは2026年3月にAIエージェントからfreeeの基幹業務を操作可能にするMCPサーバー「freee-mcp」を公開し(※2)、これまで会計・人事労務・請求書・工数管理・販売・電子契約の6領域においてAI連携を推進してまいりました。(※3)
今回、7領域目となるSaaSアカウント管理領域において、「freee IT管理」が本規格にOSS版・リモート版を含めて対応しました。この対応により、freeeが提供するPublic API数は382件となり、複雑化するIT統制のインターフェースをAIに集約することが可能になります。
これほど広い領域でAPIを公開し、AIが作業しやすい「構造化されたデータ環境」を統合的に提供しているのは、国内SaaS企業でも唯一であり、freee独自の強みです。このAIとの強固な協調を通じて、ユーザーの方々へ最大の価値を届ける次世代のSaaS企業へと進化を続けてまいります。

近年、企業におけるSaaSプロダクトや生成AIの業務利用が急増する一方で「freee-mcp」のOSS版は、npmパッケージとして公開し、現在は誰でもインストールして利用可能です。
GitHub:https://github.com/freee/freee-mcp
NPM:https://www.npmjs.com/package/freee-mcp

(※1)freee、「シャドーAI」の急速な普及に伴い情シス担当者を対象とした 「シャドーAI」と「シャドーIT」の比較に関する調査結果を公開:
https://corp.freee.co.jp/news/20260525freee_it.html
(※2)freee、AIエージェントからfreeeの基幹業務を操作可能にするMCPサーバー「freee-mcp」をOSSとして公開:
https://corp.freee.co.jp/news/20260302freee_mcp.html
(※3)「freee-mcp」、新たに電子契約領域であるfreeeサインに対応:
https://corp.freee.co.jp/news/20260410freee_mcp.html

freee IT管理:https://www.freee.co.jp/it-management/

freee-mcp対応の業務領域と対応ステータスの比較�表。会計、人事労務、請求書、工数管理、販売、SaaS管理の全領域において、Public API、MCP (OSS)、Remote MCPのすべてに対応済み。電子契約領域のみ、Remote MCPが「開発中」で、Public APIとMCP (OSS)は対応済み。

■「freee IT管理」に対応した「freee-mcp」の具体的な活用例
1. アカウント管理(プロビジョニング)の完全チャット化
AIに対して「来月入社する営業部〇〇さんのSaaSアカウントを一式作成して」「経理部へ異動する△△さんの旧権限を削除し、新しい権限を付与して」とチャットで指示するだけで、IdP(※4)などを介して、適切な権限でのアカウント発行・変更が自動実行されます。退職時のアクセス権即時停止も一言で完結するため、削除漏れによるセキュリティインシデントを確実に防ぎます。

2. シャドーIT・シャドーAIの監査と是正の自動化
「freee IT管理」が備える15,000以上のAIツール・SaaS利用検知機能を、AIを介して活用することが可能です。「先月、未承認の生成AIツールを利用したユーザーをリストアップして」と伝えるだけで、全社の監査状況を即座に把握することが可能です。さらにAIへ追加指示を出すだけで、是正レポートの作成からアカウントの利用停止までをシームレスに完結できます。

3. IT資産・ライセンスの棚卸しとコスト最適化
「従業員に付与できるPCの在庫数は?」「30日以上利用されていないSaaSライセンスを洗い出して」といった指示に対し、社内に点在するIT資産の状況をAIが瞬時に集計します。手作業によるデータ突合の手間を無くし、無駄な作業コストと余剰コストの削減を後押しします。

(※4)IdPとは、Identity Provider(アイデンティティプロバイダー)の略称で、クラウドサービスおよび業務アプリケーションへのアクセスに必要となる認証情報や、ユーザー情報を提供するシステムまたはサービスを指します。



<報道関係者からのお問い合わせ先>
フリー株式会社 広報 (PR) 神力 実由花
E-mail: pr@freee.co.jp
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